サン・フェルミン祭(牛追い祭り)とは?
日本の夏もいよいよ本番といった暑さになりつつありますが、今、スペインではそれ以上に熱い世界中が注目するビッグイベントが開催されています。
それが、7/6からスタートしたばかりのスペイン三大祭りの一つ「サン・フェルミン祭」です。
テレビなどで、白い服を着た人たちが牛と一緒に街中を駆け抜ける映像を一度は見かけたことがありませんか?
そう、通称「牛追い祭り」です!
大迫力の映像ばかりが注目されがちですが、そもそも、なぜあんな狭い路地で牛を走らせているのか、その理由をご存知でしょうか?
実は、あれはただのレースではなく、夕方に開催される「闘牛」に使う牛を、街の外にある飼育場から、街の中心にある闘牛場へと移動させるための伝統的なプロセスなんです。
つまり、あの命がけの「牛追い」は、スペインの国技とも言われる闘牛へのカウントダウンでもあります。
闘牛はなぜスペイン文化なのか?
日本ではなかなか馴染みのない闘牛ですが、スペインにおいては単なる動物のショーではありません。
闘牛士が命をかけて猛牛と対峙する姿は、「生と死の芸術」として古くから称えられてきました。
実はスペインでは、2013年に制定された法律により、闘牛は「スペインの文化遺産」として保護されています。
現在でもマドリード州やアンダルシア州などでは、大切な伝統文化として受け継がれています。
闘牛をめぐる賛否と地域による違い
一方で、時代の変化とともに動物愛護の観点から議論が起こり、バルセロナのあるカタルーニャ地方やカナリア諸島のように、闘牛が制限・開催されなくなっている地域もあります。
このように、古き良き伝統を誇りに思う声と、現代の価値観に合わせようとする声の双方が存在するのも、いまのリアルなスペインの姿です。
スペインは地域ごとに文化や価値観が異なる国
スペインは一つの国でありながら、地域によって歴史、価値観、さらには言語まで全く異なるユニークな国。
だからこそ、実際の現地の熱気を、ご自身の目で、肌で感じてみることが何より大切です。
そして現地に滞在したら、あなたが興味のある文化や歴史について、ぜひスペイン人に直接聞いてみると良いかもしれませんね。
教科書には載っていない「生の声」に触れられるはずです。
スペイン留学で学べるのは語学だけではない
それと同時に、留学中にはスペイン人から日本の文化や歴史について聞かれる機会もたくさんあります。
現地の文化を学ぶだけでなく、日本のことを自分の言葉で伝えられるよう、私たちの国の歩みや良さを知っておくことも、実はとても大切です。
スペイン留学は、ただ机の上で言語を学ぶだけのものではありません。
お互いの文化や歴史をリスペクトし合い、言葉の先にある本当の魅力を五感を使って丸ごと学ぶことができる絶好の機会です。
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