本日はクリスマス当日。
いかがお過ごしでしょうか?
これまでの記事では、クリスマスの伝統菓子や、スペイン全体のクリスマス文化についてご紹介してきました。
本日は、「その都市・地域ならではのクリスマス文化」をいくつかご紹介します。
カタルーニャ地方のクリスマス文化|カガ・ティオとは?
カタルーニャ地方のクリスマスに欠かせない存在が「カガ・ティオ」です。
木の丸太の人形を棒で叩くと、プレゼントを出してくれるという少し不思議なキャラクター。
「カガ・ティオ」を直訳すると、なんと「ウンチして、おじさん」。
寒くならないよう毛布をかけ、毎晩きちんと食事を与えてあげると、クリスマス・イブに小さな贈り物を“フン”として出してくれるそうです。
クリスマスマーケットなどで簡単に手に入るカガ・ティオに布をかけ、その下に親たちがお菓子やおもちゃを隠します。
特有の歌を歌いながら、子どもたちがお尻の部分を棒で叩くと、布の下からプレゼントが出てくる、という仕組みです。
アンダルシア地方のクリスマス文化|サンボンバとは?
フラメンコの本場・アンダルシア地方のクリスマスといえば「サンボンバ」。
サンボンバとは、クリスマスの時期に使われる楽器の名前で、特にヘレスやカディスではとても有名です。
12月になると、家族や友人が集まり、サンボンバやタンバリンを鳴らしながら、ビジャンシーコ(クリスマスソング)やブレリアを歌って過ごします。
この楽器を使ってクリスマスを祝う集い自体も、「サンボンバ」と呼ばれています。
バスク地方のクリスマス文化|オレンツェロとは?
バスク地方では、サンタクロースではなく「オレンツェロ」という炭焼き職人が子どもたちにプレゼントを運びます。
オレンツェロは、バスク神話に登場する「光の使者」。
かつて、イエス・キリストの誕生を人々に伝えるため、山から下りてきた存在だといわれています。
その知らせを聞いた人々が、オレンツェロをもてなしたという伝承があります。
スペインのクリスマスは「どこに行くか」で全く違う
スペインのクリスマスは、「どこに行くか」で、見える景色も、聞こえる音も、感じる空気も、すべて変わります。
来年はぜひ、現地で“その街ならではのクリスマス”を過ごしてみてはいかがでしょうか?
スペインの文化が好きな方、
文化の違いを学びたい方。
スペイン留学の第一歩を踏み出してみませんか?
きっと、まだまだ知られていない文化の違いや、現地でしか感じられない発見があります。
来年を、スペイン留学を実現していく一年にしていきましょう。
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e留学スペイン
藤村初姫




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